SMAPを通して地域を読む

ご訪問ありがとうございます。

連日、スポーツ関連の話題について書きました。その延長線上に、本日はSMAPについて紹介します。

 

 

なぜSMAPなのか?

 

たくさんの理由はありますが、

今回、(1)SMAPの語源について、(2)SMAPの越境性(主に中国への越境)について紹介します。

本題に入る前に、私のスタンスを表明します。

SMAPが解散したことは、今でも残念がっています。

1つ目、SMAPの語源についてです。

SMAPとは、Sports Music Assemble Peopleの略です。

つまり、「スポーツと音楽の融合」、「スポーツと音楽をするために集められた人々」の意味です。

見て分かるように、SMAPの「Sports Music Assemble People」のなかに「スポーツ」が入っています。

ちょうど、オリンピック開催期間なので、「スポーツ」についてみましょう。「スポーツ」といえば、競技スポーツの意味合いが強いですが、

その語源を調べてみますと、

 

          s・port=dis・port

 

港から離れることから、

全ての拘束から解放されて、遊ぼうよ、楽しもうよ

 

つまり、スポーツは元々、「遊び、楽しみ、暇つぶし」という意味です。

 

2つ目、SMAPの越境性についてです。

 

SMAPは日本だけではなく、韓国や中国でもよく知られています。

特にキムタクが出演した数々のドラマは、今でも語り草となっています。

 

ここで、ひとつ余談の話。

大体15年前のことですが、北海道大学で開催したあるスポーツシンポジウムで中国語の通訳を担当しました。

中国側参加者の一人が晩餐会で、半分冗談を交えて言いました。

奥さんはキムタクのドラマをばっかりみて、テレビのチャンネルを独占するので困っている!

SMAPの歌、『夜空ノムコウ』や『世界に一つだけの花』などは、今でも歌い継がれています。

特に、SMAPの『世界に一つだけの花』の中国語版《世界上唯一的花》があります。

解散前のSMAPの皆さんが中国語で歌ったのです。

歌唱力が高く、素敵な歌です!

今もよく聞きます。中国語研修を行う際には、かならず紹介する一曲です。

2011年9月16日、SMAPがデビューして以来、北京の工人体育場で初の海外コンサートを行いました。

当時、私は北海道大学北京事務所で勤務していました。コンサートに行きたかったのですが、残念ながらチケットが入手できなくて行けませんでした。

SMAPのファンの一人として、今回のブログは、『世界に一つだけの花』の中国語版を聞きながら書きました。

参考文献

太田省一SMAPと平成ニッポンーー不安の時代のエンターテイメント』光文社新書、2016年。

SMAPについて紹介する中国語サイト

https://baike.baidu.com/item/SMAP/9502?fr=aladdin

・2011年、SMAPの北京コンサート開催情報

http://j.people.com.cn/94475/203149/index.html

・『世界に一つだけの花』中国語歌詞

https://baike.baidu.com/item/%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%8A%E5%94%AF%E4%B8%80%E7%9A%84%E8%8A%B1